++scenes;

CGメイキング,Terragen 4の使い方,その他お知らせ

【お詫び】++skies; 035に発生した不具合に関して(更新あり)

下記の通り,報告いたします。

【不具合内容】
++skies; 035のOpenEXR版およびRadiance (HDR)版において,本来のダイナミックレンジが失われた(LDR相当)となったファイルを配布していました。ご利用の方々には多大なご迷惑をおかけし,申し訳ありません。
PNG版(MMDパッケージ含む)には問題ありません。

【発覚日】
2018年6月21日

【対象パッケージ】
EXR16, EXR8, HDR16, HDR8

【対処】
現在,当該素材の配布を停止しております。
修正後,配布を再開いたします。配布再開しました。

【原因】
本不具合は,配布用画像の作成手順,および出荷検査手順の不備から生じたものになります。
++skies; 034以降,CGレンダリング後の画像から配布用素材画像を組み立てるために,ImageMagickというツールを使用しています。
++skies;は,下図のようにシーンを5分割してレンダリングしています。この分割画像を一つにまとめるために,上記ツールを使用していました。

具体的には以下のコマンドを発行しています。(例:++skies; 035の場合)

// 5枚の画像を明るさ優先で重ねる
composite -compose lighten incskies_035_0001.exr incskies_035_0002.exr out/incskies_035_16k.exr; 
    composite -compose lighten out/incskies_035_16k.exr incskies_035_0002.exr out/incskies_035_16k.exr;  
    composite -compose lighten out/incskies_035_16k.exr incskies_035_0003.exr out/incskies_035_16k.exr;  
    composite -compose lighten out/incskies_035_16k.exr incskies_035_0004.exr out/incskies_035_16k.exr;  
    composite -compose lighten out/incskies_035_16k.exr incskies_035_0005.exr out/incskies_035_16k.exr;  
    
// TG4不具合回避で端をカット
    magick out/incskies_035_16k.exr -crop 16384x8192+1x1 -alpha off -compress zip out/incskies_035_16k.exr;  
// 8k版の作成
    magick out/incskies_035_16k.exr -size 8192x4096 -alpha off -compress zip out/incskies_035_8k.exr; 

本ツールは本来HDRIも扱うことができるものですが,コマンド仕様の理解不足により,compositeコマンドではダイナミックレンジが失われることを認識しておりませんでした。合成後は出荷検査において素材の目視確認を実施していますが,主に色合い,サイズ,画像エッジの確認を実施しており,ダイナミックレンジについては確認の対象外でした。

なお,++skies; 033以前はPhotoshopを用いて合成していたため,本不具合の影響を受けません。また,034, 036も同手法で作成していますが,ピーク値が低いため,影響はありません。

【暫定対策】
配布画像生成手順の切り戻しを行い,Photoshopによる合成とします。

【恒久対策】
配布画像生成手順,出荷検査手順の見直しを実施します。確定後,報告いたします。

【本事象に関する連絡先】
aokcub
aokcub3055 at gmail.com
twitter: aokcub_cg

【更新履歴】
2018-06-23 20:49 事後検証により,++skies; 034, 036を対象から除外。
2018-06-23 23:21 差し替え版について追記

以上

pixivFANBOXはじめました

乗っかってみました。

リターンはそんなにないので,単にaokcubの制作を応援したい,という方がいらっしゃればご支援いただけると嬉しいです。

ささやかですが,200円以上ご支援いただくと,CG作成した時に高解像度版のCGアップします。(しないこともあります)

できるだけ多くの人に見てもらいたい欲求が強いので,FANBOX限定のCG!みたいなのはあまり考えていないです。

300円プランでは,Boothで有料素材として売ってる++skies;加工素材の配布とかやろうかなあとか考えてます。

サーバ代だったりレンダリング代だったりアセット代だったりに使わせていただきます。

よろしくお願いします。

www.pixiv.net

(Terragen 4) ここ最近よく使う雲の作り方

本記事の対象Terragen 4バージョン:Free / Creative / Professional (Educational含む)

夕焼け空などで太陽を覆う雲が欲しい時によく使う方法です。頭をあまり使わずにまあまあな雲ができる楽な方法です。

やってみる

とりあえず太陽の高さを落とします。今回は1 degくらい。空は適当に調整します。 f:id:aokcub:20180326192627p:plain

Add cloud layerからGlobal: Thinを追加します。 f:id:aokcub:20180326192649p:plain f:id:aokcub:20180326192702p:plain

Patternを開いて,Feature scaleとLead-in scaleを適度に落とします。Lead-in scaleはあまり落とさなくて良いです。
初期値はどちらも1e6 (1000000)です。 f:id:aokcub:20180326192801j:plain

メインに戻って,Edge sharpness(縁のシャープさ), Density(密度), Coverage adjust(カバー範囲)を調整します。一度に大きく変えずに,そろそろっと。 f:id:aokcub:20180326193244j:plain

形が気に入らないなーって思ったらPatternを開いてRandom seedを押して乱数調整してみたりして,いいところを探しましょう。ただ,全く別物の雲になるので,戻れるようにセーブしておきましょう。

DensityタブのRoughnessや,Warpingを変えても変化が付けられます。直感で行きましょう。フィーリング大事。 f:id:aokcub:20180326193734j:plain
f:id:aokcub:20180326193846p:plain

できあがり。

ちょっと濃いめにしました。 f:id:aokcub:20180326203324p:plain
f:id:aokcub:20180326203338p:plain

tgdファイルをこちらにおいておきます。ご自由にお使いください。

Dropbox - 20180326_global_cloud.tgd

弱点

デフォルトでは雲の高さが5000mほどあるため,ちょっと重いです! レンダリングにそこそこ時間がかかります。

また,パラメータの選び方によっては少し安っぽく見えがちです。リアルさを増そうとするともう一工夫必要ですが,楽に作ろうと思った時には使えるかなと思います。

作例サンプル

f:id:aokcub:20180326194203j:plain 上空の雲を今回の方法で作っています。

f:id:aokcub:20180326194232j:plain 奥の白い雲を今回の方法で作っています。

f:id:aokcub:20180326195254j:plain f:id:aokcub:20180326195336j:plain 2層重ねです。

いじょう。これからこういう記事もやっていこうと思う。