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CGメイキング,Terragen 4の使い方,その他お知らせ

(Terragen 4) ここ最近よく使う雲の作り方

本記事の対象Terragen 4バージョン:Free / Creative / Professional (Educational含む)

夕焼け空などで太陽を覆う雲が欲しい時によく使う方法です。頭をあまり使わずにまあまあな雲ができる楽な方法です。

やってみる

とりあえず太陽の高さを落とします。今回は1 degくらい。空は適当に調整します。 f:id:aokcub:20180326192627p:plain

Add cloud layerからGlobal: Thinを追加します。 f:id:aokcub:20180326192649p:plain f:id:aokcub:20180326192702p:plain

Patternを開いて,Feature scaleとLead-in scaleを適度に落とします。Lead-in scaleはあまり落とさなくて良いです。
初期値はどちらも1e6 (1000000)です。 f:id:aokcub:20180326192801j:plain

メインに戻って,Edge sharpness(縁のシャープさ), Density(密度), Coverage adjust(カバー範囲)を調整します。一度に大きく変えずに,そろそろっと。 f:id:aokcub:20180326193244j:plain

形が気に入らないなーって思ったらPatternを開いてRandom seedを押して乱数調整してみたりして,いいところを探しましょう。ただ,全く別物の雲になるので,戻れるようにセーブしておきましょう。

DensityタブのRoughnessや,Warpingを変えても変化が付けられます。直感で行きましょう。フィーリング大事。 f:id:aokcub:20180326193734j:plain
f:id:aokcub:20180326193846p:plain

できあがり。

ちょっと濃いめにしました。 f:id:aokcub:20180326203324p:plain
f:id:aokcub:20180326203338p:plain

tgdファイルをこちらにおいておきます。ご自由にお使いください。

Dropbox - 20180326_global_cloud.tgd

弱点

デフォルトでは雲の高さが5000mほどあるため,ちょっと重いです! レンダリングにそこそこ時間がかかります。

また,パラメータの選び方によっては少し安っぽく見えがちです。リアルさを増そうとするともう一工夫必要ですが,楽に作ろうと思った時には使えるかなと思います。

作例サンプル

f:id:aokcub:20180326194203j:plain 上空の雲を今回の方法で作っています。

f:id:aokcub:20180326194232j:plain 奥の白い雲を今回の方法で作っています。

f:id:aokcub:20180326195254j:plain f:id:aokcub:20180326195336j:plain 2層重ねです。

いじょう。これからこういう記事もやっていこうと思う。